胡蝶蘭を大切に育てる

胡蝶蘭を大切に育てる

ブーケやコサージュを始め、清楚な白花が多くの人に好まれている胡蝶蘭。もちろん近年になって花茎数本立ての見事な寄せ植えの鉢花も数多く出回っており、贈答品として贈られたり、自ら気に入って購入したりする機会も増えてきています。また技術の発展により白花をブルーに染色する方法も開発され、涼しげなブルーの花を室内に飾れるチャンスも増えているものです。

 

この様に幾つもの品種やタイプが存在し私達を楽しませてくれる胡蝶蘭ですが、それらをいざ育てるという段階になって、その性質を良く知らないばかりにすぐ枯らしてしまったり、花が着かなかったりといった悩みを抱えてしまう人も多くいます。この一見気難しそうな性質から胡蝶蘭栽培を諦めてしまう人もいるのですが、これは実に勿体無い事です。本来高温性の胡蝶蘭は冬場の温度管理が難しく高嶺の花と言われていた時代もあったのですが、今では住宅事情も変わり、断熱材やセントラルヒーティングの発達により、例え寒い地方であっても工夫ひとつで、年中室内栽培で立派に胡蝶蘭の花を咲かせられるのです。

 

多くの人が胡蝶蘭を育てる上で失敗してしまうのは、実は温度管理よりも水やりの仕方に原因があるのです。多くの人は必要以上に水を与え過ぎています。胡蝶蘭の原産地は東南アジアのやや高地に位置する熱帯ジャングルの中。言うまでも無く年間を通じて高温多湿であり、その様な環境の中、樹の幹に直接根を張って着生し、空気中の湿気を取りこんで成長しています。彼等の根は常に空気を好み、雨や霧といった湿気と適度な乾燥というメリハリの効いた空気の温湿度環境に晒されています。つまりこれらの環境を鉢に植わっている胡蝶蘭の株に当て嵌めれば、常に鉢の中が水でジャブジャブに浸かっている状態がいかに不健康かが分かるでしょう。胡蝶蘭への水やりは基本的に鉢表面の植え込み材料が完全に乾いてから更に2日程置いてから与える様にするのがベストなのです。ただしこれは鉢の素材が通気性に乏しいプラスチックや化粧鉢の場合であり、ベストなのは花後に寄せ植えを一株ごと、植え込み材料を新鮮なミズゴケに替え、通気性に優れる素焼き鉢に植え替えてあげる事です。こうすれば鉢内の通気性が良くなりますから、それ程水やりに対し神経質にならずに済むのです。

 

また夏を中心とした成長期に水や薄い液体肥料を積極的に与え、株の成長が止まり花芽が伸びる冬から春にかけては逆に水やりを控え気味にし、保温や霧吹き等をして開花の周辺環境を整えてあげるといったメリハリもまた必要です。

 

最初は面倒臭く感じる筈ですが、慣れてくればその努力が花の素晴らしさになって帰ってくる筈で、大変楽しいものとなるでしょう。もし胡蝶蘭の栽培が初めてという人にプレゼントするのであれば、こうしたアドバイスをカードに添えて贈るのも素晴らしいアイデアです。

胡蝶蘭を贈った体験談

うちは小さな食品関係の照射というか問屋をやっています。仕事としては、飲食店に業務用の商品を卸すことがメインです。

 

盆暮れにはそのお取引先に、お中元、お歳暮は贈っているのですが、先日、うちとしてはお取引金額が上位に入る飲食チェーンで人事異動がありました。

 

お取引の担当者ではなく、その会社の専務さんが、社長に昇格されたのです。

 

あまり専務さんと商談の中で直接お会いすることはほとんどなく、賀詞交歓会などでお会いする程度だったのですが、やはり商売上何らかのお祝いをしておこうということになりました。

 

そこで、何を贈るかということで、社内で議論になりました。

 

予算的にはあまり多くても変なので、2〜3万という上限を設定し、その中で出てきた案は、以下の通りです。

 

・ワイシャツのお仕立券。やはり、ワイシャツは毎日使うものなので、何枚でもあったほうが助かるから。

 

・現金。やはり、人に差し上げるものでは何と言っても現金が一番うれしい。ましてや、相手の趣味などを把握していないのでから、変なものを贈るよりも現金がいい。

 

・商品券。選択の意図は現金と同じだが、現金だと生々しすぎるので、商品券にする。

 

・花。デスクのわきに菜座っておいてもらえれば、いつまでも当社のお祝いだということを忘れられないし、オフィスが華やぐにはいいことだと思うから。

 

そして喧々諤々の議論の末に決まったのが、「花」でした。

 

そして、では、何の花を贈ろうか、ということについてはあまり議論もなく胡蝶蘭に決まりました。誰かが、胡蝶蘭は非常に持ちが良いし、「幸せを運ぶ花」と言われていて、縁起が良い、と言ったことで皆の賛同を得ました。

 

それでその専務さん(新任社長)に花屋からお届けしたわけですが、すぐに先方から当社の社長に連絡が入り、いたく喜んでおられるようで、お礼を言われました。

 

いろいろと悩みましたが、胡蝶蘭にしてよかったです。